こんにちは、コーディーです。
2018年10月3日のニューヨークダウは史上最高値を更新し、終値は26,828.39ドル(+54.45ドル、+0.20%)でしたが、4日は10年債利回りが一時3.23%に達しインフレ懸念が高まったことで-200.91ドルの26,627.48ドル(-0.75%)で引けました。
コーディーも、このところ保有する米国の個別株やETF、投資信託などが軒並み上昇していたのでうれしかったのですが、4日はポートフォリオの4分の3が前日比マイナスとなってしまいました。
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楽観した時にヤラれる
最近は日経新聞やマネー雑誌、SNS等でも米国株の強さについて書かれているのを見かける機会が増えています。
米国の好景気と企業業績に裏打ちされたものですが、みんながみんな買い方になった時に、ふとしたきっかけで暴落が起こるパターンが多いので注意が必要です。
今年初めの仮想通貨の暴落もそうでした。世間では「出川ショック」などとも呼ばれていましたね(出川さんカワイソウ。。)。
このところの米国株の上昇要因の一つとして10月12日から始まる7~9月期の決算発表への期待感があります。調査会社のトムソン・ロイターの集計したS&P500の1株利益は22%増加すると見られています。
今回は決算の期待感が大きく、株価も高値圏にあるということで、仮にコンセンサスを下回った場合は大きく売られるでしょう。また、国債利回りの動きもあやしくなってきました。
一旦米国株が暴落すれば、それに連動する形でまず日本に飛び火し、その後世界各国を嵐が駆け巡ります。
暴落を意識した投資スタイル
米国株は暴落が起こったとしても、長期で見ればいずれ株価は戻り、さらに上を目指すと考えていますが、それでも暴落に直面すると投資を継続するには胆力が必要です。
そのため、危機の時にもうろたえない投資方法を採る必要があります。
投資信託の有効性
初心者の方に有効と考える投資法の一つは、投資信託の積み立て投資です。
積み立て投資は、売買のタイミングは計れないという考えを前提に、基準価額が上がっても下がっても一定額を機械的に買い付けていくことになります。人の恣意性を排除することでドルコスト平均法の恩恵を受けようというものです。
ドルコスト平均法の良い点は、暴落が起こってもその分安く口数を集めることができるので、上がっても下がってもうれしい気持ちになるという点です。そのため、精神的には幾分楽です。
厳選した米国個別株に投資
投資信託よりも手間がかかり勉強は必要ですが、米国個別株ではディフェンシブ銘柄と言われるコカ・コーラ(KO)やジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)などの超優良高配当銘柄でポートフォリオを組み、淡々と投資し続けるのも手です。
有名ブロガーのバフェット太郎氏は、永続的なキャッシュフローかつ安定的な配当が期待できる米国の超大型株10銘柄でポートフォリオをつくり、毎月、月末時点で一番ポートフォリオの中で割合が低くなっている銘柄を淡々と買付けていくという方法をとっています。
恣意性を排除しているという点で、みんなが弱きになる下げ相場でも機械的に投資できるという点で参考になります。
(関連記事 ⇒ バフェット太郎さんの「米国株 高配当投資」を読むと米国株式に投資したくなってきますよ )
あとは現金に戻しておくという手もありますが、暴落の心配をよそにさらに上がり続ける可能性もあるので、すべてを現金化するのは避けたいところです。
ちなみに、ピクテの荻野社長は、2017年まで自分の資産の7割ほどをグローバルの株式に投資していましたが、2018年に入ってから、ボラティリティが大きくなったことを受けて、半分の35%まで落として暴落に備えているそうです。
(関連記事 ⇒ PICTET(ピクテ)の荻野社長から興味深い話を聴いてきました )
コーディーは、現在のキャッシュ比率は高めなこともあり、今後もリスク資産の売却はせずに、投資信託の積み立て投資を行いつつ、米国個別株やETFを配当金再投資で積み増していきます。
いずれにしろ、いつかは暴落が来るはずなので、その時が来てからうろたえて変なトレードをしないよう、今から想定しつつ投資を継続していきましょう。
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ポートフォリオに債権を入れることでリスクをマイルドにするという考え方もあります。
守りのゴールドの出番がくるかもしれません。ゴールドはETFで保有することも可能です。ETFを買うならば東証に上場されているステート・ストリートのSPDRゴールド・シェア(1326)がおすすめです。