つみたてNISAの口座数が、2018年12月末時点で103万7,169口座となりました。
2018年9月末時点で87万5,659口座ですから、3ヶ月で18%も増加したことになります。
コーディーは、2018年より一般NISAからつみたてNISAに移行したのですが、1年超やってみて感じた主なメリット・デメリットをまとめてみたいと思います。
<目次>
メリット:投資タイミングを考える必要がない
株式投資で悩ましく難しいのは投資タイミングです。
買うのもそうですが、売るのにも判断・センスが必要になります。
始めからバイ&ホールド戦略をとっていればあまり関係ありませんが、個別株に投資する場合は、年4回の決算発表やニュース、値動き等にも気を配る必要があります。
コーディーは個別株もやっていますが、チェックに時間を取られて睡眠時間が削られています(米国株はある程度ほったらかせますが)。
つみたてNISAはほったらかせる
その点、20年という長期投資が前提のつみたてNISAは売買タイミングを考えなくて良いのでホントに楽です。
その時の基準価額が高くても安くても、将来の値上がりを信じて淡々と買い続けるだけですから(非課税期間終了時期になったら売却等の検討が必要ですが)。
(関連記事⇒「積み立て投資のススメ |株価が暴落しても慌てなくてよい投資方法」)
コーディーは、毎月、第2・第4金曜日時点のパフォーマンスをブログで報告することにしていますが、それがなければ、損益もほとんど気にする機会がないのでは、と思っています。
デメリット:収益は限定的
積み立て投資で期待できる収益は限定的です。
リターンは良くて年間+5%程度です。
個別株のように一獲千金の夢を見ることはできません。
パフォーマンスをシミュレーション
つみたてNISAは、譲渡益・配当に関する税金が20年間非課税になりますが、投資可能枠は毎年40万円×20年間の累計800万円です。
以下の表のとおり、毎年、枠をフルに使って運用したとして、運良く年間+5%の複利で増えた場合でも+588万円の1,388万円です(手数料考慮せず)。
2018年がそうであったように、実際には世界同時株安が起こったり景気後退期に入る可能性もあるため、ここまでうまくはいきませんが、うまくいったとしても13百万円だけでは老後は心配ですね。
対応策はあるか?
つみたてNISAだけではお金持ちにはなれないことが分かりましたが、じゃあどうすれば良いのでしょうか。
2つの案が考えられます。
①非課税期間終了後も投資を継続
つみたてNISAは、20年の非課税期間終了後はロールオーバーできないため、売却するか課税口座に移管する必要があります。
まだ若い年齢で投資期間が長く取れるのであれば、課税期間終了後も継続して投資を続けるのが良いです。
またシミュレーション
さきほどの表をもう少し縦に伸ばしてみます。
20歳の人が60歳までの40年間、年40万円を積み立て投資で+5%で複利運用した場合、60歳時点で+34百万円の50百万円となります(手数料考慮せず)。
これまた出来過ぎた皮算用ですが、まとまった額に化けるポテンシャルはあります。
②投資額を上げる
投資期間が長くとれない、もしくは早めにまとまった利益を積み立て投資で稼ぎたいと考えるのなら、つみたてNISAのほかに、並行して課税口座でも投資していきます。
もしくは、結婚している場合、夫婦で1つずつつみたてNISAをつくり運用すれば単純に2倍のパフォーマンスになります。
同じ+5%でも、投資資金が100万円では+5万円ですが、1,000万円なら+50万円です。
金融は資金量で勝負が決まります。
このように、つみたてNISAの1本で将来安泰とは言えないですが、投資期間と投資額が増えるように組み合わせて考えていけば、経済的な可能性は広がっていきます。
コーディーはアラフォーなので、残念ながら定年までの投資期間があまり残されていないません。そのため、焦りを感じつつあれこれと試行錯誤しながら資産運用しています。
将来の年金の受給額に期待できない以上、自分で自分の身を守らないといけない大変な世の中ですが、投資は趣味の一環でもあるので楽しんでやりたいですね(^-^;
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米国の億万長者にアンケートをとると、ほとんどの方が倹約をしていることが分かりました。
1着のスーツにかけるお金の平均値は399ドル(約4.3万円)という結果も出ています。
節約を考える中で効果が大きいのはマイカーを手放すことです。
ざっくり試算すると毎年50万円以上も支出が抑えられます。あまり使う機会が無いのならいっそのこと手放してしまいましょう。最近は世間でもそういった流れがあります。