こんにちは、コーディーです。
金融庁が2019年7月2日に公表した「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査(2019年3月末時点)」によると、つみたてNISAの口座数が2018年12月末時点に比べて+22.9%も増加していることが分かりました。
日本にも少しずつ投資教育の芽が出てきたということでしょう。
<目次>
つみたてNISAの口座数が爆増
次の表のとおり、つみたてNISAの口座数が2桁の伸びを見せています。
総数としては127万4,188口座で、2018年12月末に対して+22.9%(+23万7,585口座)も増えています。
全年代で口座数が増加
増加率が最も高いのは30代ですが、全ての年代で増加しているという点に目がいきます。
金融庁の「老後2,000万円不足問題」が世を賑わせたのも要因の一つとも言えますが、これに限らず、以前に比べて投資の必要性・重要性がメディアで取り上げられることが増えたことで、一般の人達にも投資に対する意識が芽生え始めたこともあると思います。
金融庁自身も「つみたてワニーサ」というキャラを作って、つみたてNISAの浸透を図っています。
ブログでも取り上げているので気になった方は読んでみてください。
(関連記事 ⇒「金融庁のHPがトガってきた件|つみたてNISAの更なる浸透に期待!」)
ちなみに、さきほどの冒頭の表を良く見てみると、80歳代以上でも新たに1,665口座(+19.0%)が新規開設されています。
老後になっても投資のゴールはなく、生涯死ぬまでお金の問題は付きまとってくるということでしょうか。。
「バイ・アンド・フォーゲット」投資とは
2019年7月4日付の日経新聞朝刊でもつみたてNISAに関する記事が出ていましたが、その中で、「バイ・アンド・フォーゲット」という言葉が使われていました。
これは、一度投資をした後は、保有していることすら忘れてしまうという投資方法です。
積み立て投資に当てはめると、買付の設定が終わった後は相場の流れに逆らわずに定期的に買い続け、買い続けていること自体も忘れてしまいます。
忙しい人はほったらかしで
そういった「バイ・アンド・フォーゲット」の投資家が増えている要因として、日々の生活が忙しく相場に貼り付いていられない人達の存在があります。
子供が小さかったり、仕事が忙しかったりすると、日々相場をチェックする時間がなかなか取れません。そういった人達にとって、積み立て投資のシステムは大いに助けになります。
さらに課税口座ではなく、つみたてNISA口座をつかって積み立て投資をすれば、20年間にわたり売却益が非課税になるというオマケ付きです。
メリットは多い
コーディーもつみたてNISAについては、第2・第4金曜日時点のパフォーマンスをブログにアップしてはいますが、収益はその時にチェックするぐらいで、それ以外の時は文字どおり忘れてしまっています。
完全にオート・パイロット状態で投資をしていますが、この手軽さが、あまり投資をしたことがない初心者の方々にもウケています。
手軽ですが、まともなインデックス投信を買ってさえいれば毎年5%程度が複利で運用されて、20年後にはまとまった金額になるという手堅さもメリットです。
そして日々の収益の変動に気持ちが左右されないということで、精神衛生上も安定します!
日本人は同じ方向に動きやすい
今までは投資を行っているのは一部の資産家や投資愛好家など限定的でしたが、つみたてNISAの口座数の伸びを見て、それが変わり始めていると感じました。
日本人には、大衆が向かう方向と同じ方向に向かう傾向があると言われています。
メディア等の力により、今まで投資には縁のなかった主婦層などにも投資が浸透し始めているのは事実で、今後は投資していない方がマイノリティになってしまうかもしれません。
むしろ「投資していなくて本当に大丈夫なの?」と周りから心配されることもあり得ます。
また、皆が同じ方向を向くことで一定の買い付けも期待できます。
2017年2月末時点で約43兆円あるとされてきた日本人のタンス預金ですが、それが一斉に市場に流れれば大きなインパクトになると思います。
問題は「何に投資するか」ですが、それは米国中心にするほかないでしょう。
参考までに、コーディーのつみたてNISAのポートフォリオを記載した記事をご紹介します。
<関連記事>
コーディー家では、つみたてNISAは自分口座と家族口座の2口座を保有しています。
各々でポートフォリオを若干変えています。
自分口座
家族口座