こんにちは、コーディーです。
日本では、テーマ型と呼ばれる投資信託が多数あり、一部を除き、高い手数料を要求され、ブームが去れば消えていくような代物がウヨウヨあります。
証券マンの話を鵜呑みにするだけで、自分で判断できないとカモられて終わってしまうため、大切な資産を守るためにも勉強は必要です。
<目次>
証券会社を儲けさせる投信を買わされていた
日本の投資信託の多くは、運用会社と販売会社が系列会社になっており、投信を組成する運用会社は、販売会社が売りやすく手数料の稼ぎやすい商品をつくる傾向があります。
要するに「自分達が儲けられるものをつくり、顧客が儲けられるかどうかは気にしない」ということです。
証券会社は豪華なホテルの会議室などで、新たに設定された投資信託のお披露目説明会なども開催して、何も知らない個人の興味を引いてきました。
金融庁長官が怒りのメッセージ
そんな顧客目線に立っていない日本の証券業界の現状に対して、当時の森金融庁長官(2018年7月退任)は、2017年4月7日開催の日本証券アナリスト協会主催「第8回国際セミナー」で怒りを露わにしています。
皆様は、こうした状況をいつまでお続けになるつもりですか?
投資商品を買っても思うようなリターンをあげられなかった顧客は、投資額を増やすものでしょうか?
そうした商品を勧めた金融機関との取引をずっと続けるでしょうか?
そうしたビジネスのやり方は国際的に競争力を高めていけるのでしょうか?
(全文はこちら)
全体的に怒りで溢れていますが、抜粋したこのあたりが怒りのピークぽいですね。
証券会社幹部はこの講演を聴いて、戦々恐々としたそうです。
全文は金融庁のHPで閲覧できますので、気になった方は読んでみてはいかがでしょうか。森氏の憤りがひしひしと伝わります。
つみたてNISAの普及を目指す
そんなこんなで金融庁は、自身が主導するつみたてNISAについては、並々ならぬ決意が表れています。
金融庁のHPにはつみたてNISAの特設ページが設けられています。
親しみやすいように、柔らかなテイストで作られ、様々なコンテンツが用意されています。
「つみたてワニーサ」なる資産運用生物も生み出されました。
教えて虫とり先生
特に攻めてたのは、投資ブロガーの「虫とり小僧」さんと金融庁の若手職員との座談会の様子をまとめた「教えて虫とり先生」というコンテンツです。
3人の若手職員は顔出しですw
天下の金融庁の職員といえども投資については深い知識はありません。しかし、知らないものは知らないものとして取り繕ろったりせずに、色々と吸収しようと虫とり小僧さんに質問を投げかけていきます。
その姿勢に好感を覚えました。
金融庁はエリート中のエリートが集まるのでプライドもあるはずで、普通ならこのような座談会だと格好つけたりしてつまらない内容になりがちですが、そういったものはなく、投資初心者でも興味をひくようにまとめています。
ブログ更新>> 『教えて虫とり先生』なる連載が金融庁ウェブサイトに https://t.co/hbAIRzK8Vs #金融庁 #つみたてNISA
— 虫とり小僧 (@mushitori) 2018年8月10日
つみたてワニーサも、絵文字多めのツイッターで拡散を狙っています。。
こんばんワニーサ❗️
— つみたてワニーサ (@Wa_nisa_FSA) 2018年8月10日
今日から、新企画🌈「教えて虫とり先生」が始まったよ!!✨✨
講師の虫とり小僧さんは、ブログ「いつか子供に伝えたいお金の話」の管理者👨🏫
金融庁の若手職員との座談会を掲載😆
みんなぜひ読んでね❗️https://t.co/QS7SlpU1I0
勉強からは逃げられない
「顧客本位」とは言えない商品が生まれ、なくならないのは、それを買ってしまう個人の勉強不足も要因としてあります。
今まで投資をしてこなかった人が、いきなり「投資の勉強をしろ!」と言われてもなかなか難しいかもしれないですが、自ら情報を得ようとしない人達はその分だけ不利益を被り、搾取されていきます。
「お金」は自分の人生を豊かにしてくれる一つの重要な要素であるので、勉強不足がゆえに大事なお金をドブに捨てたりしないよう、一緒にがんばっていきましょう!
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日本には、NISAの日があります。特に何が起こるわけでもないですが。。
つみたてNISAを始める時には、買付日をいつに設定するか迷うと思います。
長期で見れば買付日の違いによってリターンに与える影響はそれほど大きくありませんが、気になるところではあります。