IPOに当選するためには数多くの証券口座を開設し、度重なる落選にめげずに申込み続けるという作業が必要になります。
これを繰り返すのにあたって面倒なのが資金管理です。
IPO銘柄ごとに幹事証券会社は変わるため、申し込みのたびに証券口座間で資金を移動させるという手間が発生します(潤沢な資金があれば別ですが・・・)。
特にIPOの日程が連続していたりすると、なおさら厄介です。
その面倒な資金移動がある中で、IPO投資家にとってありがたいのは、申し込み時に資金(前受金)が不要な証券会社です。
前受金不要とは、IPOの申込時には証券口座に資金を入れておく必要がなく、当選したあかつきに、晴れて入金すれば良いということです。
岡三オンライン証券は前受金が不要な証券会社であり、かつ1人1口の完全平等抽選というメリットもあるので、IPOをゲットしたくても潤沢な資金がない人にとっては、口座を保有しておくのはメリットが大きいでしょう。
<目次>
岡三オンライン証券でIPOを申し込むメリット
岡三オンライン証券は、IPOファンは必ずといってよいほど口座を保有しています。
なぜ人気があるのか?
その理由をざっと3つほどあげました。
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ブックビルディング時に事前入金不要
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完全平等抽選を採用
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IPO取り扱い実績が業界第4位と多い
以下で各々を見ていきましょう。
1.ブックビルディング時に事前入金不要
個人的には岡三オンライン証券の口座を保有するメリットで一番大きいのがコレです。
IPO引受件数の多いSBI証券やSMBC日興証券、マネックス証券など、多くの証券会社ではIPOに申し込む際に購入代金相当額(申し込み株数×価格)の入金が必要です。
しかし、岡三オンライン証券ではその事前入金が不要です。
そのため、他の証券会社のIPOに、自分の持つ資金を全力で投下しながら、並行して岡三オンライン証券にも申込みできるということです。
そのため、岡三オンライン証券に入金するのは、運よく当選した時だけで良いため資金移動の手間もかかりません。
限られた資金の中で当選を狙うなら前受金不要は非常にありがたい制度です。
2.完全平等抽選を採用
岡三オンライン証券では、IPOの抽選時には一人一口の抽選権が与えられており、申し込み金額の大小に関わらず、当選する確率は完全に平等です。
要するに、お金持ちもそうでない人も関係なく、チャンスが一律に与えられているということです。
当選確率は決して高くありませんが(むしろ低い!)、宝くじの天文学的な当選確率に比べたら全然勝てる勝負です。
3.IPO取り扱い実績が業界第4位
2018年のIPO引受数が多い証券会社を、第5位まで並べてみました。
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SBI証券 ⇒ 86件
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SMBC日興証券 ⇒ 71件
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マネックス証券 ⇒ 50件
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岡三オンライン証券 ⇒ 49件
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岩井コスモ証券 ⇒ 33件
岡三オンライン証券は、第4位で49件も引き受けています。
ただし・・・
上記49件のうち、岡三オンライン証券が主幹事証券となった件数はゼロということに注意です。
49件はすべて引き受け幹事ということです。
その分、割当も少ないため当選確率は高くはありません。。
(ご参考)IPO優遇制度もあり
岡三オンライン証券には、ステージ制という独自のIPOルールがあります。
これは、岡三オンライン証券にとって収益性の高い顧客の当選確率を優遇するというものです。
ただ、ある程度、手持ちの資金量が多くないとなかなか恩恵には預かれないので、参考までにご紹介します。
年4回の判定期間における取引状況をもとに、3つのステージに割り振られます。
※「プレミアゼロ」や「プラチナ」の詳細はコチラ
抽選は3回行われ、ステージSの人は3回全部に参加でき、ステージAの人は2回、ステージBの人は1回参加できるというものです。
SMBC日興証券のIPO優遇特典と似ていますね。
(関連記事 ⇒「SMBC日興証券のIPO優遇特典で、金持ちはさらに金持ちになる」)
終わりに・・・
いかがでしたでしょうか。
事前入金がなく抽選も完全平等な岡三オンライン証券は、IPOの当選が欲しくても資金に余裕がない人にとって非常にありがたい制度を持つ証券会社です。
IPOの当選を目指すならば複数の証券口座を用意し、片っ端から申込みするのがセオリーです。
引受数の多い証券会社はもちろんのこと、岡三オンライン証券も自分の武器の一つとして口座を持っておくのはいかがでしょうか。
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<関連記事>
A級銘柄を取るための有効な手段として、SBI証券でIPOチャレンジポイントを貯めることが挙げられます。
IPOに外れたら1ポイントがもらえるのですが、それを地道に貯めて、A級銘柄のブックビルディングの際に使うのです。
ただ、最近はポイントで当選できるボーダーラインが上がってきており、相当数貯めないとA級銘柄がゲットできない状況にはなっています。
大和証券のチャンス当選を狙うのも手です。
ただし、この手法も知れ渡ってしまったからか、最近はあまり当たりません。。