こんにちは、コーディーです。
2018年10月24日の米国市場の急落はさすがに慌てました。
主要3指標が軒並み大きく下落し、ダウも節目と考えられていた25,000ドルを終値であっさり割ってしまったからです。
今までの米国株の「買って持っておけば上がる相場」は終わってしまいました。
これからはこのような楽観的な投資はできなくなります。
<目次>
主要指標の大幅な下落
ダウ、S&P500、NASDAQともに大きく下落しました。
年初来からの騰落率は、NASDAQを残してダウとS&P500はマイナスとなってしまいました。。
- ダウ -0.6%
- S&P500 -0.6%
- NASDAQ +3.0%
今回の下落は、9月の新築一戸建て住宅販売件数が前月比-5.5%となり景気先行きの下振れ懸念を招いたことのほか、オバマ前大統領やクリントン元国務長官宛てに爆弾のような不審物が送られ、同時多発テロが懸念されたことが主な要因と考えられています。
10月10~11日の下落は米国債金利の上昇が要因とされていますが、ふとしたきっかけで大きく下落し、戻っても売られてしまう不安定な相場に変わっています。
11月6日には米国中間選挙もありますし、安穏としている余裕はありません。
ダウ
24,583.42ドル(-608.01ドル、-2.41%)
S&P500
2,656.42ポイント(-84.59ポイント、-3.09%)
NASDAQ
7,108.40ポイント(-329.14ポイント、-4.43%)
見ていただくとお分かりになるとおり、いずれの指標もサポートラインとなっていた200日移動平均線を大きく下に突き破ってしまっています。
コーディーとしても、200日移動平均線は死守するのだろうと思っていましたが、あっけなかったですね。
この数年間は、ただ買って持っているだけで着実に資産が増える簡単な相場でしたが、これからはそうはいきません。
コーディー自身も先日買い増ししたバンガード・ヘルスケア・セクター・ETFは含み損を増やすだけでした(-.-)
どのような投資が良いのか
基本的に米国株の場合は、一時的に大きく下落したとしても長期で保有しておけばいつかは報われます。
ただ、いずれ上がるとは思っていても、それが何年後になるかは分かりません。
そのため、株価が回復するまで、いつ終わるか分からない調整期間に耐える必要があります。
これからさらにリーマンショック時のように株価が50%以上下落することもあり得る話です。
こういうリスクオフの相場の時は、あまり儲けようとしないことも大切です。
幸いにもサラリーマン投資家は、相場で勝てない時期があっても本業という収入源があるため、ダメだと思ったら休んでしまうのも手です。
その間、副業などに精を出してもいいですしね。株式以外にもインカムを増やす手段はあります。
いずれにしろ、相場に参加するならば、これからは今まで以上に資金管理が出来ているかが問われます。
今回、予想していた以上の下落で市況は悪化してしまったため、コーディーとしては投資信託の積み立ては継続するものの、個別株の新規買付はしばらくは様子見です。
反発して上がってしまったらそれそれで良しとして、今は利益を上げるよりも余計な損を被らないようにすることを意識します。
皆さんの中にも多くの含み損を抱えてしまって辛い状況の方もいるかもしれません。
ただ、退場にさえならなければ、いつの日か誰でも儲けられるようなボーナス相場に出会えるはずです。
その時が来るまで生き残れるよう、今の自分の状況をきちんと把握し、無理をしていると感じるならば見直すことも必要です。
止まない雨はないです。お互いがんばりましょう!
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まだ米国長期債の逆イールドの懸念は残っています。本格的なリセッションとなったら今までの下落は何だったのかと思うほど下げていくでしょう・・・。