こんにちは、コーディーです。
ブルームバークのニュースでマイケル・バーリに関する記事が出て市場を賑わせました。
マイケル・バーリは、リーマンショック時に、住宅市況が悪化してサブ・プライムローンが破たんすると予測し、巨万の富を稼いだことで知られています。
別記事にも書きましたが、「マネー・ショート 華麗なる大逆転」という映画にもなっています。
個人投資家の方だったら、すごい興味深く観られると思います☆
マイケルは、カラ売り投資家と見なされることが多いですが、本来はバリュー投資家であり、現在は中小型株に投資しています。
今回の記事によると日本株に計8銘柄投資しているとのことでしたが、ニュースから一夜明けたらほとんどの銘柄が急騰していました!
日本でも大きな影響力を持っているということですね。
<目次>
マイケル・バーリが投資する8銘柄と上昇率
それでは、全8銘柄の上昇率とチャートを見ていきましょう。
上昇率の高い順に並べています。
① タツモ(6266)
終値:1,096円(+144円、+15.13%)
② ヨータイ(5357)
終値:562円(+39円、+7.46%)
③ 三精テクノロジーズ(6357)
終値:923円(+62円、+7.20%)
④ アルプス技研(4641)
終値:1,499円(+93円、+6.61%)
⑤ 日本ピラー工業(6490)
終値:1,117円(+52円、+4.88%)
⑥ 村上開明堂(7292)
終値:2,339円(+106円、+4.75%)
⑦ トーセイ(8923)
終値:1,273円(+39円、+3.16%)
⑧ カナモト(9678)
終値:2,649円(+30円、+1.15%)
大物投資家の尻馬に乗る方法
このように、市場に大きな影響力を持つ投資家がどの銘柄に投資しているかは有用な投資情報になります。
その情報をどこで取るかというとEDINETで開示される大量保有報告書です。
大量保有報告書は、その銘柄の発行株式数の5%以上を保有したら提出することが金商法で義務付けられています。
今回のブルームバーグの記事では8銘柄がピックアップされましたが、このニュースが出る2~3ヵ月前には、以下3銘柄の大量保有報告書が提出されていました。
ということは、大量保有報告書が出た段階で買い目線でいれば良かったわけですね。
注意点としては、大量保有報告書が出たからといって、投資家が考える目標株価や時間軸、狙いが明らかになるわけではないので、闇雲に買っても儲けには繋がらない可能性があります。
下手をすると下落し続ける株価に耐えきれなくなって泣く泣く損切りというハメにもなり得ます。
マイケルへの出資者の一人は、「株価は10倍に跳ね上がるけど、その前にまず半分に下がる」と言っています(引用:小説「世紀の空売り」マイケル・ルイス著)。
購入に踏み切る前に、自分でよく銘柄を吟味することは必須です。
P.S.
実はコーディーも大量保有報告書を読んでヨータイ(5357)を仕込んでおいたので、今回の急騰の恩恵にあずかれました(^^)
(もっと買っておけば良かった・・・w)
8月29日に公表された以下のブルームバーグの記事でマイケルが取り上げられていたので、その時に株価が上がるかと思いきやほとんど反応しなかったのでヤキモキしていましたが、とりあえず一安心です。
ちなみに、マイケル・バーリについて詳しく知りたい場合は、 映画「マネー・ショート」の原作である「世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち(マイケル・ルイス著)」を読むのをおすすめします。
リーマンショック前夜に投資家達は何を考え、どう投資判断をしたのか手に汗握りながら読み進めていけます。
かなりおすすめです。