塵積む者のマネーブログ

資産運用で、もがき楽しむ日々をブログに綴っています。 米国株・日本株や投資信託への投資、株主優待の取得をコツコツと行いながら、少しずつ山を築いていきます。


つみたてNISAをいつ始めても20年間は非課税になる!

こんにちは、コーディーです。

 

2019年11月22日の日経新聞の1面に、つみたてNISAの非課税で積み立てられる期間が延長されるとありました。

 

いままでは、2037年末までしか非課税にならなかったため、早くから積み立てを始めた人の方が有利な制度でした。

 

これが、いつ始めても最長20年間は非課税になります!

 

実際には、自民・公明両党によって年末に2020年度与党税制大綱に盛り込まれた後、通常国会に提出されるという流れのためまだ決定したわけではないですが、個人投資家にとってはかなりの朗報です。

<目次>

 

 

 

 

制度変更点のまとめ 

ここで、制度がどう変わるかまとめます。

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まぁそもそもこの形でないと不公平感ありましたからね。

 

「社会人になって給料も出たし、やっとつみたてNISAを始められる!」と意気込んでも、残された投資枠が1年分の40万円しか残ってなかったら、将来に向けた資産形成なんかはできるはずがありません。

 

税金のインパクトは大きい

投資における税金がかなりやっかいで、課税口座である特定口座と一般口座の場合、配当と売却益に対する税率は20.315%です(所得税15.315%、住民税5%)。

 

今年大賑わいとなったイオンカードの20%キャッシュバック・キャンペーンに参加した人は良くイメージできると思いますが、20%というのはかなりのインパクトになります。

 

例えば、毎月33,333円(40万円÷12カ月)を年利5%で20年間複利運用した場合、元本約800万円が約1,358万円に化けます

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ここで売却した場合、売却益としては差し引き約558万円となります。

 

つみたてNISAの場合はこれがそのまま手元に残りますが、課税口座で運用していた場合、税率20.315%分の約113万円がお国に召し上げられてしまいます。。

 

数度の暴落を乗り越えながら長期間にわたってがんばって積み立てて、ようやく利益が乗ったとしても、最後の最後で税金として取られてしまうのはなかなか寂しいものがあります。

 

しかし、今回の非課税期間の延長で、こういった税金の優遇が投資開始時期に関わらず公平に与えられることになります。

 

これで、いままでつみたてNISAを躊躇していた人も始めやすくなるのではないでしょうか。

 

 

 

個人投資家へのさらなる還元も期待できる?! 

2019年6月末のつみたてNISA口座数は147万872口座です。

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一般NISA口座と比べると8分の1程度と、まだ大きな差がありますが、今回の制度改良にともない今後さらに増えると思います。

 

そうすると、投資信託の運用会社にも手数料の増加という面で恩恵があるため、ゆくゆくはその一部を信託報酬の値下げなどで個人投資家に還元される可能性もあります。

 

今回の改正は色々と良い面がありますが、1つだけ希望を言うならば、投資額を40万円からもう少しだけアップして欲しかったです。

 

例えば年間50万円にしたら20年間で1,000万円となり、夫婦で行えば計2,000万円。

話題の老後2,000万円足りない問題の数字とも合うし、何よりキリが良いと思いますw

 

まぁ既につみたてNISAを始めている人のことを考えると、それこそ不公平になってしまうので難しいでしょうけどね(^^;

 

<関連記事>

コーディー家では、自分と妻の2口座でつみたてNISAの運用を行っています。

毎月中旬と月末に運用パフォーマンスを公開しているので、よければ覗いみてください。

 

積み立て投資は、投資初心者の方におすすめできる投資方法です。

投資の世界には、スリルを味わえるトレードを楽しむ方もいますが、安定的な日常生活を送りたいならば長期で積み立て投資を行う方が良いです。ほったらかしにできる分、退屈ですけどね。

 

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