こんにちは、コーディーです。
東宝の「2018東宝17番組共通前売券」というチケットをもらうことが出来たので、それで映画「億男」を観てきました。
普段、邦画を観ることは少なく、「せっかくもらったチケットだし使わないと」と、あまり期待しないで観に行ったのですが予想を裏切られました。
2018年に観た映画の中でトップ争いをするおもしろさでした。
お金を題材にしているからかもしれませんが、そういった点から個人投資家の皆さんも興味を持って観ることができると思います。
<目次>
億男とは
原作は、「電車男」や「モテキ」などの映画をプロデュースしたことでも有名な川村元気氏の小説です。発行部数が66万部を超えています。
コーディーは本を読むと最終ページに日付を書くのですが、「億男」は2015年2月に読了しており、原作を読んでから3年半経っていたので、新鮮な気持ちで観ることができました。
ストーリーのさわり
主人公の一男(かずお)は、失踪した兄がつくった3,000万円もの借金の連帯保証人になっていたことをきっかけとして、妻と娘とも別居を余儀なくされています。
「借金を返せば一緒に暮らせる」と信じ、本業の図書館司書と深夜のパン工場のアルバイトをかけもちしながら、狭く古いアパートでズタボロになって生活しています。
そんな中、たまたま手に入れた宝くじで3億円が当たってしまいます。
ただ、ずっとお金に振り回されてきた一男は、急に途方もないお金を手にしてどうしたらいいか混乱し、逆に不幸になるのではないかと不安でたまらなくなってしまいます。
そこで、ある男に「お金と幸せの答え」を聴きにいくことに。
その男というのが、音信不通となっていた一男の大学時代の親友である九十九(つくも)です。
九十九は「お金の幸せの答えを見つけてくる」と言って別れてから、ベンチャー企業を立ち上げ莫大な資産を手にしており、この上ない相談相手と思われますが、果たして。。
一男は手に入れた3億円を巡り、様々な人間の目をとおしてお金の正体を見つけに行くということなのですが・・・・・・ここから先はネタバレになるので、映画館で確認してください!
映画はテンポが良く、映像と音楽も迫力があり、出演者の演技も良かったです。正直、ここまでおもしろくなるとは思っておらず、いい意味で期待を裏切られました。
<勝手に評価>
★★★★☆(星4つ、91点)
原作とは微妙に違う
映画の大きな流れは原作と同じなのですが、九十九の雰囲気や考え方、ラストなど、原作と異なる点は色々とあります。
その違いを比べてみるのもおもしろいと思います。
個人的には、原作にある、一男とその妻である万佐子の会話の中に女性の強さと幸せのあり方が表れていて、お金に振り回されてしまうことへの恐ろしさを感じました。
映画にはない描写なので、どんな内容か気になった方は是非読んでみてください。
個人投資家にもおすすめ
個人投資家のツイッターやブログなどを読んでいると、億を稼ぐことが一つの基準になっていることが分かります。億り人ですね。
コーディーも個人投資家の端くれとして、お金を増やすために日々試行錯誤していますが、「お金を手に入れた後のことをどこまでイメージ出来ているか」と言われるとそこまで具体的に確信をもって言うことはできません。
幸か不幸か、資産が増えるスピードはゆっくりなので(減りもしますし)、これから長期にわたって考える余裕があるとは言えますが。。w
タイムリーなことに、10月24日には米国の宝くじ「メガ・ミリオンズ」で約15億ドル(約1,730億円)の当選者が出たというニュースがありました。
単独当選としては史上最高額とのこと。
当選者の身元は明かされていませんが、おそらく一男と同様に混乱しているのでしょう。九十九に会いに行きましょう。
そういった点から、「億男」には、もし多額のお金を手に入れた時に「どうありたいか」を考える際のヒントがあると考えます。
個人投資家は、いずれなるであろう億男に向けて、今からイメージを膨らませておいても良いかもしれません(なれると思って気持ちだけは前向きにいきましょう!)。
なお、映画の億男はエンターテインメント要素が強いため、じっくり考えたい方は原作の方をおすすめします。
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著名ファンドマネージャー・投資家の村上世彰氏は、子ども達への金融教育に力を入れています。
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