米国株式やETFに投資する場合は、まずは円から米ドルに交換する(ドルを買い付ける)といった作業が必要になります。
SBI証券ユーザーには、交換方法は3パターンあります。
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外貨預金で米ドルを買い付け、証券口座に入金する
⇒1通貨単位から取引可能。手数料は4銭(外貨積み立ての場合は2銭) -
株式・ETFの買付注文時に「円貨決済」を行う
⇒証券口座内の円を自動で米ドルに交換※して買付が可能。ただし、手数料が25銭と最もコストがかかる。
※交換レートは、現地約定日の翌国内営業日午前10:00(日本時間)の為替レートが適用される -
FXサービス(SBI FX α)で買ったFXの建玉を「現引」する
⇒手数料は最安の0.5銭であるが、取引単位が1万通貨からと多額である。
コストが安く、1通貨単位から取引できる外貨預金を使うのがおすすめです。
為替レートを意識して株式を買うか?
過去の水準から見て円安傾向であった場合、人によっては「円高になるまで、もう少し様子を見よう」と考える方もいるかと思います。
ドルの保有を目的とする方はこれでいいのですが、米国株式やETFを買い付けるために米ドルに交換しようとしている場合は、為替レートを気にし過ぎるとかえって機会損失につながる恐れがあります。
「これだ!」と思う銘柄を発見して、いざ買おうと思っても、円安を意識して購入を躊躇しているうちに、どんどんと値を上げて手が届かなくなってしまうことも起こり得ます。
為替は素人には読めません。FXのプロでも勝率は5割程度と言われています。
読めないものを気にして投資機会を逃すよりも、さっさとドル転して株式を買ってしまった方が良い結果になると思いますよ。
どうしても気になるようであれば、いつか株式を買う時のために日頃から積み立てで米ドルを買い付けておくという手もあります。
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米国人は、現金をせっせと株式に替えていくだけで、リタイア時にはまとまった資産を手に入れています。
見習うべきところはありますね。
住信SBIネット銀行では、たまに米ドルの買付コストをゼロにするキャンペーンを行います。こういった時を利用してコツコツと拾っておくのも手です。