こんにちは、コーディーです。
IPOは、当選すればよほどの不人気銘柄でない限り利益をもたらしてくれますが、なかなか当たらないですよね。
最近は参加者が増えたからか特にそう感じます。
当選の秘訣があるとすれば、複数の証券会社に口座を開設して申し込み口数を増やすことで確率を上げるというのが一番の近道です。
これ以外にも確率を上げる方法がいくつかあるのですが、今回は大和証券の「チャンス当選」についてまとめました。
「そもそも知らない」人や、「聞いたことはあるけど良く分かってない」という人は要チェックです。
<目次>
チャンス当選とは何か?
大和証券では、引き受けた新規公開株のうち15%分を、抽選で個人投資家に割り当てます。
ここで落選した人の中から全体の5%分について、大和証券での会員ステージが上がるもしくは交換ポイント残高が増えることで当選確率が上がるチャンス抽選が行われます。
通常の抽選で落選したとしても敗者復活戦に参加できるということですね。
<大和証券HPより抜粋>
まず厳正かつ公平に機械的な抽選を行ない、原則として個人のお客さまへの販売予定数量の15%分の当選を決定します。
その後、当選しなかったお客さまを対象に、抽選参加の申込日当日の当社のプレミアムサービスのステージ、または過去の取引実績等に基づき累積した抽選参加の申込日前営業日の交換ポイントの残高に応じて当選確率が変動する「チャンス抽選」により、個人のお客さまへの販売予定数量の5%分の当選を決定します。
※「新規公開株式抽選参加サービス」への申込数量が、個人のお客さまへの販売予定数量に満たない場合、当該販売数量のうち原則として10%が「新規公開株式抽選参加サービス」の配分となります。この場合、チャンス抽選は行ないません。
チャンス抽選の方法
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まず、チャンス回数に応じて抽選番号が付与されます。
(チャンス回数が10回の人は10個の抽選番号がもらえるということです。) -
付与された抽選番号の中から最も小さい数字が最良抽選番号となります。
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チャンス抽選が行われ、抽選番号が小さい順に当選者が決まります。
少しややこしいですが、抽選は大和証券が自動でやってくれるので、私たちはチャンス回数を増やすことだけ考えておけば大丈夫です。
チャンス抽選の回数を増やす方法
チャンス抽選に参加できる回数が多ければ、それだけ当選する確率が高くなります。
チャンス回数を増やす方法は2つあります。
1.プレミアムサービスによる取得
大和証券総合取引口座と大和ネクスト銀行口座の両方を開設し、かつ、2つの口座の合計預かり資産が1,000万円以上であればチャンス回数がもらえます。
預かり資産額によってステージが分かれていて、資産が増えればそれだけステージが上がり、チャンス抽選の回数も増えます。
もらえるチャンス回数は、プラチナが10回、ゴールドが5回、シルバーが3回、何も該当していなければ1回となります。
2.ポイントプログラムによる取得
株式・投資信託での売買手数料、もしくは国内外の債券の買付金額に応じて交換ポイントが付与されます。
交換ポイントは、大和証券のサイト上で色々な品物に交換できるものですが、交換せずにポイントを保有していればチャンス回数を増やすことができます。
プレミアムサービスと交換ポイントによるチャンス回数の比較
どちらを選択してもチャンス回数の上限は10回です。
また、プレミアムサービスに該当し、交換ポイントも保有している場合は、比較して有利な方のチャンス回数が適用されます。合算されないことに注意です。
株主優待を使えば楽に交換ポイントを貯めることができる
資産残高が多ければプレミアムサービスでチャンス回数をもらうことができますが、金額面でのハードルが高いと思います。
そこで、株主優待で交換ポイントをもらうのがおすすめです。
カタログギフトが送られてくる
大和証券の株主優待は、株主優待品カタログです。
主に大和証券がセレクトした商品のカタログギフトになるのですが、ここで選択すべきなのはカタログ最終ページにある交換ポイントの取得です。
保有株数によりますが、以下のとおり交換ポイントを選択することが可能です。
ざっくりですが、取得に必要な金額もまとめてみました。
(カタログでの記載)
大和証券の株主優待は3月と9月の年2回あり、1単元の1,000株であっても、1年で2,000ポイント×2回の4,000ポイントが取得できます。
これだけでチャンス当選が一気に4回に増えます。
そして大和証券は一般信用売りでのクロス取引も可能です。
要するにノーリスクで交換ポイントを取得できるということです。
交換ポイントには有効期限があることに注意
交換ポイントは取得してから翌々年12月の大和証券の最終営業日を過ぎると失効します。
失効しそうなポイントがあれば忘れずに大和証券の口座内で商品等に交換しましょう。
終わりに
チャンス回数を増やすことで必ず当選できるとは言えませんが、IPOの当選は地道に申し込みを続けていくことが重要です。
少しでも当選確率を上げるためにチャンス回数はMAXの10回をキープしておくべきでしょう。
そのためには、コツコツと株主優待を取得しながら交換ポイントを貯めていくのがおすすめです。
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IPOに当選するためには、複数の証券口座からひたすら申し込み続ける必要がありますが、SBI証券の場合は落選してもIPOチャレンジポイントが貯まり、ゆくゆくは誰でもS級銘柄をゲットできる可能性があります。
忘れずに申込みましょう!