こんにちは、コーディーです。
三井住友アセットマネジメントは、新たな投資信託としてイノベーション・インデックス・シリーズをリリースしました。
これは技術革新で成長が期待できる分野の株式に投資するインデックス投信で、現在、「イノベーション・インデックス・AI」と「イノベーション・インデックス・フィンテック」の2本が設定・運用されています。
そして、この投信をPRする動画がユーチューブにアップされているのですが、再生回数が12万回を突破するというフィーバー状態になっています。
ひふみ投信が毎月開催するひふみアカデミーの動画再生回数が約1万回なので、比較すると桁外れであることが分かります。
観てみると、たしかにおもしろい作りになっています。
<目次>
江戸時代から謎の男がタイムスリップ
5年前に江戸時代から現代にタイムスリップしてきた伊野部猪兵衛という謎の男に密着取材を行うといったストーリーで、どことなく「プロフェッショナル仕事の流儀」の雰囲気が醸し出されています。
VRやスマホなどを使いこなす伊野部猪兵衛は、「現代人が1日で受け取る情報量は江戸時代の1年分」という現代社会に完全に溶け込んでいます。むしろ楽しんでいます。
動画はこのようなストーリーをとおしてイノベーションの可能性について訴えかけるといった構成です。
投資信託のPRをほとんどせずに、ストーリーで魅せるという点が高評価となっている一要因です。
公式ツイッターアカウントも出来ている
ちなみに、猪兵衛の公式ツイッターも盛り上がっています。
なかなかためになる情報をつぶやいてますw
3Dプリンティングレストランなるものが英国にあるそうでござる。
— 猪兵衛 (@inobeinobei) 2019年1月21日
なんでも、原料をすべてペースト状にして絞り出すとか。
驚きはテーブル、椅子、照明、食器まで3Dプリンティング技術で作るそうじゃ。
とはいえ、職人芸がなくなるのは寂しくもあるでござるな。。#猪兵衛 #イノベーション #職人芸 pic.twitter.com/CDJtXTa84a
テキスト文化から動画に移行する流れ
投資信託のPR動画でもこのようにバズるのを見ると、SNSでささやかれるように、いままでのテキスト文化がどんどん動画に移っていくというのも納得できる気がします。
活字は「読む」という行為が必要ですが、動画は流しておくだけで情報が受け取れますし、音声や動きも含めて情報量が多いですからね。
これからはこのように動画を使った情報伝達が増えていくのでしょう。
ブログをやっている身としては残念な流れですが。。
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金融庁が、2018年11月7日に公表した「各金融事業者が公表した「顧客本位の業務運営」に関する取組方針・KPIの傾向分析」では、顧客の含み益が多い運用会社が明らかになりました。
1位は長期投資派の顧客を抱えるコモンズ投信でした。2018年3月末時点で顧客の98%が含み益だそうです。
顧客目線に立っていない日本の証券業界の現状に対して、当時金融庁長官であった森氏(2018年7月退任)は、2017年4月7日開催の日本証券アナリスト協会主催「第8回国際セミナー」で怒りを露わにしました。今後は良い投資信託が続々と生まれていくのに期待します。