こんにちは、コーディーです。
国内のお茶のシェアトップの伊藤園から株主優待が届きました。
中身は、同社が誇る「お~いお茶」はもちろんですが、他にも色々と入っていました。
保有株数ごとに2種類用意されています。
今回、話のタネに2種類とも取得してみたので違いを含めてご紹介します。
<目次>
株主優待の取得条件
4月末時点で100株以上を保有する株主に対して、自社製品の詰め合わせがもらえます。
また、以下のとおり、保有する株数に応じて贈られる優待内容が異なります。
伊藤園の株式は2種類あり
伊藤園の株式には普通株式(2593)と第一種優先株式(25935)の2種類があります。
主な違いとしては、第一種優先株式には議決権が付与されない代わりに、配当が多いという点です。
どちらの株式を保有しても株主優待はもらえるのですが、普通株式の方が2倍くらい高いので、資金と取得手数料を安く抑えるなら優先株式を取得した方が良いでしょう。
【株価の違い(2019年4月末株価)】
- 普通株式(2593) ⇒ 5,530円
- 第一種優先株式(25935) ⇒ 2,568円
株主優待の中身はこちら!
今回は、中身の違いを見るために、自分名義と家族名義の2口座で、株数を変えて取得してみました。
100株~1,000株未満の株主優待
まず、100株以上1,000株未満を保有した場合にもらえる株主優待です。
どん!
全12本の飲料製品が入っていました。
これで1,500円相当ということです。
割引クーポン入り
また、同社製品の通信販売をお得に申し込めるクーポンも付いていました。
100株~1,000株未満を保有する株主は30%オフとなります。
1,000株以上の株主優待
次に1,000株以上の優待内容です。
どどん!
これで3,000円相当です。
「どどん!」とか言ってみたものの、正直、そこまで豪勢ではないですね(^^;
クーポンの割引率もアップ
1,000株以上を保有する場合は、クーポンの割引率は50%となります。
茶葉の普及活動の一環か
1,000株以上優待の中で最も単価の高いのは「京都宇治抹茶入り お~いお茶」です。
茶葉が100g入っていて、ざっくり1,000円程度します。
伊藤園は、日本の伝統文化である「急須でいれるお茶」を大切なものと考えており、その楽しみ方や魅力を普及するような活動も行っています。
最近は、ティーバックやインスタントなどの簡易性市場が伸びているのですが、その裏返しで、急須でお茶を入れる人が減っているのです。
株主優待にも同梱するのは、その普及活動の一環でしょうかね。
(「伊藤園統合レポート2018」より)
なお、伊藤園の事業ポートフォリオは、9割程度が飲料(ドリンク)で、茶葉は1割弱なため、現在の簡易飲料へのシフトの時流は問題ありません。
長期保有はきびしめ
伊藤園株の長期保有について考えましたが、現状ではきびしめです。
優待利回りは低い
優先株式の2019年4月末時点の株価2,568円で優待利回りを計算してみると、以下のとおり低めです。。
-
100株保有(1,500円相当の優待)・・・約0.6%
-
1,000株保有(3,000円相当の優待)・・・約0.1%
優待目当てで保有継続するにも、あまりうまみはないですね。
長期保有優遇制度もないですし。
株価も苦しい状況
チャートを見ても、現在は厳しいですね。
優待価値分くらいならは一瞬で溶けてしまいそうです。
ということで、残念ながら、長期で保有する銘柄ではなさそうです。
配当利回りは優先株の場合は2%程度ですが、その程度ならほかにもありますしね。
どうしても優待が欲しいのであれば、クロス取引をすれば良いと思います。
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同じ飲料メーカーのダイドーグループホールディングスの株主優待に関する記事です。
個人的には伊藤園よりもダイドーの株主優待の方が好きです。