塵積む者のマネーブログ

資産運用で、もがき楽しむ日々をブログに綴っています。 米国株・日本株や投資信託への投資、株主優待の取得をコツコツと行いながら、少しずつ山を築いていきます。

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が環境に特化したパッシブ運用をスタート



こんにちは、コーディーです。

 

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は、ESGに特化したパッシブ運用を行っていますが(関連記事 ⇒ GPIFからESG投資について報告書が出ました|ESGは投資に活かせるのか?)、今回、ESGの中でも「E(環境)」に特化したパッシブ運用を新たにスタートさせました。

 <目次>

 

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環境に特化した指数を採用

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GPIFが今回採用した「環境特化指数」は、国内株式と海外株式を対象とする2つの指数です。

上の図の「E(環境)」にあたる部分ですね。

 

指数の応募は全部で17あったとのことですが、三段階にわたる審査をくぐり抜け、以下の2つの指数が選定されました。

  • 国内株 : S&P/JPX カーボン・エフィシェント指数

  • 海外株 : S&P グローバル大中型株カーボン・エフィシェント指数(除く日本)

 

指数の主な特徴
  1. 同業種内で炭素効率性が高い企業と二酸化炭素排出量など温室効果ガス排出に関する情報開示を行っている企業の投資ウエイト(比重)を高めている
  2. 業種ごとの環境負荷の大きさに応じて、1.による投資ウエイトの格差を調整(環境負荷の大きい業種ほど、炭素効率性の改善や情報開示のインセンティブが大きくなる仕組み)
  3. S&P/JPX カーボン・エフィシェント指数の採用対象は、東証1部上場企業全社(一部の低流動性銘柄等を除く)であり、一般的な ESG 指数に比べて、幅広い企業が対象となっている

 

指数のパフォーマンス

《国内》

 国内株を対象とする「S&P/JPX カーボン・エフィシェント指数」のリターンはTOPIXとほぼ同じですが、炭素効率性が24.50%向上(表の最下部)しています。

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《海外》 

海外株を対象とする「S&P グローバル大中型株カーボン・エフィシェント指数(除く日本)」は、「S&P グローバル大中型株指数(除く日本)」とほぼ同等のリターンを確保しながら、炭素効率性が40.90%向上しているという結果になっています。

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このように、指数は、パフォーマンスよりも、炭素効率性を高めることと、企業に環境に関する情報開示を促し、情報開示を行っている企業に対して投資ウェイトを高めるというインセンティブを与えることを目的としているようです。

 

なお、現在の運用資産額は国内株式と外国株式合わせて1.2兆円とのことです。

国内と海外の配分は未だ開示されていませんので、正確な残高については2019年7月頃に公表される2018年度概況報告にて判明すると思われます。

 

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コーディーが信託銀行等とミーティングを行う際にも、以前に比べてESGやCSR関連の質問が増えてきた感があります。

 

これと合わせて、上場会社もESG対応等に力を入れてきており、HPや報告書などで情報開示を図っています。

将来的に、こういった各企業のがんばりが目に見えて株価に表れるようになったらおもしろいですね。

 

※GPIFのレポート全文を読みたい方はコチラ ⇒ 2018年9月25日付リリース「グローバル環境株式指数を選定しました」

 

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