こんにちは、コーディーです。
2018年11月1日に、アップル(APPL)の第4四半期決算発表がありました。
結果としては、次期第1四半期のガイダンスがコンセンサスを下回ったほか、今後はiPhoneとiPadの販売台数を公表しないと明言したことにより将来の業績見通しへの疑義が生じたことから、株価は7%ダウンし、時価総額が1兆ドルを割り込む形になってしまいました。
注目していたiPhoneの販売単価はコンセンサスを上回りましたが、平均販売単価は見納めとなりそうです。開示の後退ですね。。
今後も端末の値段は上がり続けていくのでしょうか?
<目次>
決算の概要
- 売上は、前年同期に対し+20%ですが、iPhoneの+29%が効いています。というかiPhoneが頼みの綱ですね。
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iPhoneの販売台数はコンセンサスを下回ったものの、高単価のiPhoneの販売が寄与したことで、平均販売単価はコンセンサスを上回りました。
- 次期1Qの売上高のガイダンスが、890~930億ドルでありコンセンサスを下回ってしまいました。これを受けて株価は大きく下落してしまいました。
iPhoneの価格は上がり続けるか?
スマホは2010年~2015年にかけて中国を中心に大きく増加しましたが、既に普及期を終え、伸びは緩やかです。
新興国では低価格端末の普及による数量増は期待されますが、日本をはじめとする先進国で見込まれるのは買い替え中心の需要です。
<スマホ市場規模・出荷台数の推移および予測>
(出典:「平成30年版情報通信白書」第1章)
ちなみに東京での普及率は79.4%となっています。
既に行き着くところには行き着いたと言われています。
<スマホの東京での普及率推移>
(出典:博報堂DYメディアパートナーズ 「メディア定点調査2018」)
つまり、今後はスマホの販売数量については爆発的な伸びは期待しにくいということです。
これにともない、スマホの製造メーカーも淘汰されていくことになります。ソニーもXperiaの不振が報道されており、いつ撤退するか瀬戸際です。
iPhoneはブランド品になっている
そんな中、iPhoneはブランド化に大成功しています。
iPhoneは2007年に初代が登場してから年々値上がりが続き、現在は1台20万円の水準にまで達しています。
iPhoneを持っているだけで周りから「すごい」と思われるような、一種のステータスの象徴となっており、ひとたび新作が出れば、iPhoneブランドに心を掴まれたファンはこぞって買い替えます。
アップルはこのブランド化により、例え販売台数が鈍化したとしても価格を値上げすることで売上・利益を上げることができます。
そのためしばらくはiPhoneの価格は上がり続ける方向にあると見ています。
思わず買い替えたくなる
コーディーは、現在キャリアはドコモで、端末はサムスンのGalaxy Feelを使っています。docomo with適用で毎月1,500円が割り引きになり、使い勝手についても大して不満はありません。
ただ、販売店でiPhone XSを直に触ってみると、その違いには驚かされます。
iPhone XSにはハイブランドのコートを身にまとった時のような高揚感や特別感といった悪魔的な魅力が宿っています。
コーディーは普段から日々の生活費には気を配っているのですが、それを無視して思わず買い替えたくなってしまいます。。
いつか頭打ちになる?
端末の値上がりはどこかで限界を迎えるでしょう。
現時点でパソコンを超える価格にまで値上がりしており、万人が手に入れられるような価格水準ではなくなってきています(そろそろいいところまで来ているような気がするのですが・・・)。
熱心なファンであれば別ですが、新作が出るたびに機種変更する金銭的余裕がある人がどれほどいるでしょうか。
そうなった時にアップルが採る経営戦略はどのようになるのか、引き続き注視していきます。
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あの有名なフォレスト・ガンプも保有していたアップル株。
彼はアップルへの投資で億万長者になりました。
ドコモのdocomo withでiPhoneも仲間入りしています。iPhoneユーザーも毎月1,500円割引されます。
対象機種がiPhone6sですけどね。