塵積む者のマネーブログ

資産運用で、もがき楽しむ日々をブログに綴っています。 米国株・日本株や投資信託への投資、株主優待の取得をコツコツと行いながら、少しずつ山を築いていきます。


米国株のピークを予想するためのヒント|逆イールドに注意しよう

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こんにちは、コーディーです。

 

米国株は2012年末頃から右肩上がりの上昇を続け、2018年10月現在で6年目となっています。

 

では、米国株はいつピークを付けるのか?

 

結論として、それは誰にも正確には計ることはできません。ただ、過去に学べば「そろそろあやしい」と思えるポイントが見えてきます。

 

ヒントは、米国の2年債と10年債の金利差(スプレッド)です。

過去、株価がピークを付けた時は、このスプレッドが逆イールドの状態になった時が多かったです。

<目次>

 

 

 

逆イールド状態は注意

米国の2年債の利回りは、10年債の利回りよりも低いのが通常の状態です。

 

過去、この2つの利回りの差(スプレッド)が縮小してやがて同じ水準(フラット化)に達し、さらには2年債の利回りが10年債の利回りを上回った時(逆イールドの状態)に、株価はピークを付けてきました。

  

以下の図は、イールドカーブとS&P500の株価の推移が重ねられたものですが、逆イールド状態になってから株価がピークを付けているのが分かります。

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逆イールドになると間違いなく株価はピークを付けるとは言い切れませんが、注視しておくべきポイントと言えます。

 

逆イールドの発生から景気後退期間までは猶予がある

逆イールドが発生した直近3回(1989年以降、2000年以降、2006年以降)の状況を確認すると、逆イールドの発生から景気後退期間に入るまで平均して約18ヵ月でした。

そして株価もしばらくは上昇しています。

 

つまり、「逆イールドが発生したので即売り」という動きをしなくとも、十分、対処する時間が残されていたということです。

 

 

 

直近のイールドカーブ

2018年はスプレッドが徐々に小さくなっており、直近は0.35を指しています。

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まだ猶予はありそうですが、これがフラット化したら株式はピークアウトするかもしれないと考え、いつ景気後退期に入っても慌てないように備えておくべきです。

 

 

<関連記事>

暴落した時に慌てないよう、平時の時から下落相場を意識した投資方法を検討しておきましょう。

 

ポートフォリオに債権を入れることでリスクをマイルドにするという考え方もあります。

 

景気後退期には守りのゴールドの出番がくるかもしれません。ゴールドはETFで保有することも可能です。ETFを買うならば東証に上場されているステート・ストリートのSPDRゴールド・シェア(1326)がおすすめです。

 

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