こんにちは、コーディーです。
8月6日、ペプシコ(PEP)のインドラ・ヌーイCEOが10月3日付で退任すると発表されました。
これにともない、ペプシコの株価は売りで反応しています。
インドラ氏は、2006年にペプシコのCEOに就任し、12年間もの間、会社を率いてきました。
その間、「ゲータレード」や「トロピカーナ」などM&Aを進め、売上高は約+80%、株価も+78%と好調でしたので、退任を嫌気した売りがあったのでしょう。
トップの退任は株価に影響するか?
トップが退任することで、会社の業績見通しに対する株主の期待値が変われば株価に影響を与えます。
とりわけ、輝かしい実績を上げてきたトップが退任することで株価にマイナスの影響を与えることはあります。
一つのリスクになりますね。
社長交代による経営方針の違いで会社の推進力は変化する
たとえトップが代わったとしても、会社の事業やそこで働く従業員は変わりません。
ただし、トップが会社を率いる方法を変えることで、会社のパフォーマンスは大きく変動します。
(中にはトップは変われど、中身もほとんど変わらない会社もありますが・・・)
エンゲージメント投資家であるみさき投資の中神社長も、「事業と人はなかなか変わらないが、経営手法を変えるだけで企業価値は劇的に変わる」とおっしゃっています。
(関連記事⇒みさき投資はエンゲージメント投資を行い、企業と株価を成長させる )
サラリーマンとして働いていると何度も上司やトップが交替しますが、その度に目標の立て方や求められることも変わります。
上の考え方が会社にとって正しい方法であり、また働く従業員にきちんと浸透させることができたのならば、大きな力となって会社の企業価値を上げることになるでしょう。
ペプシコの次期CEOは、ラモン・ラグアータ社長です。
欧州やアフリカを率いた経歴を持ち、2017年9月に社長に就任した以降はグローバル事業や企業戦略などを監督していました。
ラモン氏が今後どのような経営手腕を発揮するか、また、それに対して株価はどのように反応するか、要チェックですね!
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みさき投資は、企業との対話を通じて経営手法に対してアドバイスを行います。
ピジョンはみさき投資が保有してから業績と株価は跳ね上がりました。
コーラ飲料では、ご存知のとおりペプシはコカ・コーラ(KO)に差を付けられています。要因の一つとして、コカ・コーラが莫大な広告宣伝費をかけコークのブランドをつくってきたからと言われています。