塵積む者のマネーブログ

資産運用で、もがき楽しむ日々をブログに綴っています。 米国株・日本株や投資信託への投資、株主優待の取得をコツコツと行いながら、少しずつ山を築いていきます。


運用損益プラスの顧客数が最も多いのはコモンズ投信|伊井社長のメッセージ

こんにちは、コーディーです。

 

金融庁が、2018年11月7日に公表した「各金融事業者が公表した「顧客本位の業務運営」に関する取組方針・KPIの傾向分析」では、顧客の含み益が多い運用会社が明らかになりました。

 

1位は長期投資派の顧客を抱えるコモンズ投信でした。2018年3月末時点で顧客の98%が含み益だそうです。

<目次>

 

 

 

含み益のある顧客が多い運用会社ランキング

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※出典:「各金融事業者が公表した「顧客本位の業務運営」に関する取組方針・KPIの傾向分析」

 

トップ5を抜粋すると以下のとおりです。

  1. コモンズ投信     98%
  2. レオス・キャピタル・ワークス 91%
  3. セゾン投信      85%
  4. 丸三証券       79%
  5. 野村証券       77%

 

独立系の投信直販会社がトップ3を独占しました。 

 

1位はコモンズ投信で顧客の98%(97.7%)で、その内、42.2%の顧客の含み益は+10%以上+30%未満だそうです。

多くの顧客は長期投資派のようで、長年かけてじっくりと投資してきたのでしょう。

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これは2018年3月末時点の状況なので、その後の10月の世界同時株安の状況を加味すると状況はまた変わっているかもしれません(レオス・キャピタルが心配です・・・)。

 

コモンズ投信の伊井社長のコメント

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2018年10月24日付の日本証券新聞に、コモンズ投信の伊井社長がインタビューを受けた記事が載っていました。

 

ここで投資家に対して「長期投資は短期的な痛みを乗り超える」というメッセージを残しています。

 

日本には長期投資家が少ないということに憂いでいらっしゃいました。以下、概要です。

  • 長期投資は、保有している間に投資判断が下がったり、社長が変わったことで急落する場面が起こるなど、その大変さは行った人でしか分からない。
  • 海外の長期投資家は経営者のフィロソフィー(哲学)に耳を傾けるが、日本のアナリストやファンドマネージャーはリスクを気にしており、四半期目線である。
  • 国内投資家は黒字化を求めるが、先行投資が必要な時期に必要経費を削ってまで黒字化する意味があるのか。現状のままでは株式の非公開化が広がりかねない。

 

 

 

日本株で長期投資は難しい  

日本株は、現在のアルゴリズム取引が活発な状況から短期志向が高まっており、なかなか長期で保有するのは難しい現状です。

 

日本株はボラが大きく、有名トレーダーのツイート等でもすぐに株価が動いてしまうため、じっくり持つのはなかなか難しいです。

 

日本株を長期で持てる方は、丹念に銘柄を調べて将来まで見据えることが出来る、しかっかりとした目と胆力があるのだろうなと感心してしまいます。

 

コーディーは、長期保有するなら、おとなしく米国株にしておきます。

 

 

<関連記事>

ひふみ投信のレオス・キャピタルは第2位でしたが、2018年10月の下落率は過去最高を記録しており、順位の維持は難しいかもしれません。

 

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