こんにちは、コーディーです。
別の記事で、米国ヘルスケア・セクターETF(VHT)を「欠点らしい欠点が見つからない超優良ETF」とご紹介しました(関連記事 ⇒ ヘルスケアセクターへ丸ごと投資|バンガードVHTに賭ける)。
米国のヘルスケアセクターは、シーゲル教授が調査した1957年~2003年までのセクター別実質リターンにおいて、S&P500のリターンである+10.85%を3.34%上回る+14.19%を記録しています。
そんなヘルスケアセクターに投資信託としてノーロードで日々積み立てを行えたら良いと思うのですが、現在のところ「これだ!」というような投資信託は見当たりません。
そんな中、ヘルスケアの名を冠する投資信託の中で、純資産額が最大のファンドは、三菱UFJ国際投信から提供されている「グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド(愛称:健次)」です。
モーニングスターレーティングでは☆4つを獲得しており、なかなか良い点はあるのですが、コーディーは投資していません・・・。
その理由を含めてご紹介します。
ちなみに「健太」という兄弟ファンドもありますが、「健次」の方が純資産が2倍以上多いので、こちらをご紹介します。
〈目次〉
投資信託の概要
健次氏は、ファミリーファンド方式をとっており、マザーファンドが直接世界の株式に投資しています。
資産状況(2018年2月末時点)
見てのとおり米国株中心のポートフォリオを組んでいます。
米国株が75%にものぼり、改めて世界を牽引するのはアメリカだと思わざるを得ません。
チャート
基準価格(オレンジ)と分配金再投資(青)を比較したチャートです。
やはり分配金再投資の威力はすごいですね。直近ではリターンが2倍以上違います。
これを見たら、間違っても分配金を再投資せず、飲み代に使ったりする人はいないと思いますw
騰落率の比較
健次氏の騰落率を他の資産クラスと比較してみても、まずまずと思われます。
うーん...と思うところ
ここまで見るとなかなか良さそうであるのですが、大きなネックになる点があります。
それは手数料が高すぎるということです。
信託報酬が年間2.376%です!これはVHTの約24倍にもなります。。
そして、信託留保額も0.3%というオマケ付き。
この手数料だと相当リターンが良くないと資産形成は難しいです。
ヘルスケアセクターは将来性のあるテーマだとは思いますが、高い手数料を払ってまで健次氏に投資しようとは思いません。
ノーロードで分配金を再投資できるのは魅力的なのですが。。
また、償還日も2029年2月27日と決まっており、長期投資には適しません(なお、兄弟ファンドの健太には償還日はありません)。
そんなわけで、しばらくはVHTへの投資を継続していきます。
楽天証券がバンガードと組んでVHTを直接買い付ける投資信託をつくってくれないでしょうかね。
もちろん激安コストで。
〈関連記事〉
健次氏にも組み込まれていますが、ジョンソン・エンド・ジョンソンはヘルスケアセクターを代表する銘柄です。