こんにちは、コーディーです。
レオス・キャピタル・ワークスより、第7期(2017年10月3日~2018年10月1日)の運用報告書が公表されました。
ひふみプラスはアクティブファンドの中でも信託報酬が安い部類に入りますが、実際には隠れコストが加わるので注意です。
隠れコストを加味した実質コストをチェックしていきましょう。
<目次>
実質コストについて
「(a)信託報酬 1.055%(441円)」が表に見えるコストですが、この他にも以下のとおり隠れコストがかかっています。
- (b)売買委託手数料 0.187%(78円)
- (c)有価証券取引税 0.000%(0円)
- (d)その他費用 0.001%(0円)
(a)~(d)までを合計すると、1.243%(519円)となりますが、これが実質コストです。
表に出ている信託報酬1.055%との差としては0.188%で、これが隠れコストです。
隠れコストだけだと小さいですが、長期で保有するとなると影響が出てきますので、きちんと見ておくことが必要です。
ファンドによっては0.3%程度の隠れコストがあったりもするので。
0.188%程度の隠れコストなら特に高すぎもせず、特段の問題はないと考えます。
ちなみに前年(2016年10月1日~2017年10月2日))の実質コストは1.358%です。前年に対しては今年は0.115%安くなっているということですね。
50万円分のひふみプラスを20年保有した場合のコスト
実際には基準価額が変わるため目安となりますが、以下のとおり毎年コストが発生していきます。
隠れコストも意外にも侮れないことが分かると思います。
投資信託ごとに差はあれども、保有するにあたっては隠れコストが上乗せされるので、毎期公表される運用報告書で確認し、把握したうえで購入するようにしましょう。
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楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)は多くの投資家の投資対象となっていますが、信託報酬が0.1696%で、実質コストは0.311%となっていて驚きました。
このことについて楽天投信投資委託より見解が出ているので記事にしました。ファンドの残高が増えていけばもう少し落ちていきそうです。
新規に設定される投資信託については、隠れコストを知るためには決算を待つしかありません。
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毎回チケットが早くに完売してしまいますが、今年は取れるでしょうか。。