こんにちは、コーディーです。
2018年9月度のひふみアカデミーを動画で見た印象として、藤野社長にあまり元気がなかったような気がしました。
ファンドの成績が良くなかったこともあると思いますが、セミナーの内容も全体的に景気後退を示唆するような発言が多かった印象です。
<目次>
ひふみの運用方針の推移
以下の図は、ひふみ投信マザーファンドの株式資産に対する構成比率を表したものです。
一般的に好景気の際は、ファンドは外需のグロース株の比率を上げ、内需グロース株の比率を下げるオペレーションを取りますが、2018年8月末時点では逆になっています。
半年前(2018年2月末)に比べて、内需グロース株を40.9%から47.6%に6.7ポイント上げていますが、外需グロース株は28.3%から21.0%に7.3ポイント下がっています。
ひふみは景気が悪くなった時に備えているのですね。
米国債長短期スプレッド
米国債の長期金利と短期金利が小さくなってきていることにも言及されていました。
一般的に短期金利が長期金利を上回る逆イールドの状態になると、景気後退の予兆になると言われています(以下の図の薄い青になっている箇所が景気後退域です)。
ただし、過去の流れを見ると底を打ってから上昇に転じた後、平均して20ヵ月を超えてから景気後退に入っています。
そのため、まだしばらくは景気後退には入らないと思われますが、注意は必要です。
これは、ひふみ投信だけではなくてリスク資産全般に影響するところなので、今絶好調の米国株ホルダーの方も油断は禁物です。
P.S.
ひふみアカデミーの動画上では、大量に保有しているTATERUについては触れられていませんでしたが、質疑応答では何か質問は出たのでしょうかね。
あまり個別株について細かく話すことはないとは思いますが、損切りするのかホールドするのか、どのように考えているのか興味があるところではあります。
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世界の純利益額のトップ10の内、半数は米国企業です。
名実ともに世界を引っ張っていますが、株価としてはいずれどこかで調整は入るはずです。