塵積む者のマネーブログ

資産運用で、もがき楽しむ日々をブログに綴っています。 米国株・日本株や投資信託への投資、株主優待の取得をコツコツと行いながら、少しずつ山を築いていきます。


アンガーマネジメントのセミナーに参加してみた|すぐに実践できる3つの方法

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こんにちは、コーディーです。

 

「アンガーマネジメント」というのを耳にしたことはありますか?

 

怒りの感情と上手に付き合っていくための心理トレーニングのことで、1970年代にアメリカで生まれました。

 

コーディーは前から興味があり本を読んだこともあったのですが、先日、日本アンガーマネジメント協会が開いていた「アンガーマネジメント入門講座」を受けてみました。

 

個人投資家の中にも、昨今の軟調な相場にイライラしている方も多いのではと思い、ここで学んだ内容についてさわりだけですがご紹介したいと思います。

<目次>

 

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アンガーマネジメントとは 

アンガーマネジメントの目的は、「怒らなくなること」ではありません。

怒る必要のあることを上手に怒れて、怒る必要のないことは起こらなくて済むようになることです。

 

アンガーマネジメントは、欧米では一般的なものになっています。

例えば、スポーツ選手に取り入れられており、テニスのフェデラーはこれを学んだことで試合中でも冷静さを保つことができ、勝率も上がりました。また、ハワイでは車の運転で違反した人はアンガーマネジメントの講習を受けてくるように言われます。

 

日本におけるアンガーマネジメントの受講者数は右肩上がりで増えており2017年は22万人でした。開講数も9千回を超えており、今後も増えていくでしょう。

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(出典:日本アンガーマネジメント協会HP) 

 

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どのようにマネジメントするのか

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怒りの感情は第二次感情と言われます。

第二次があるので、当然第一次感情があります。 第一次感情は「不安」とか「イヤだ」などのネガティブな感情を指し、これが第二次感情である「怒り」となって外に発信されることになります。

 

3つのコントロール

怒りの感情に対処するには、次の3つを学びます。

それは、「衝動のコントロール」「思考のコントロール」「行動のコントロール」です。

 

①「衝動のコントロール」

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簡単に言うと「怒ったら6秒我慢しろ!」ということです。

 

怒った時に絶対やってはいけないことは何か?

それは反射です。怒りに任せて反射的に何かを言い返したり、仕返しをしたりということです。

 

反射的に対応して物事が好転することは無いです。

そのため、怒りの感情のピークとされる6秒を我慢してやり過ごそうということです。

 

②「思考のコントロール」

怒りの原因

自分達を怒らせるものの正体とは何でしょうか?

 

それは自分の理想と現実のギャップです。

理想とは、例えば「会議の10分前には席に着いているべき」とか「夫は早く帰ってくるべき」など、自分が「こうあるべきだ」と思うものです。 

 

しかし現実は自分の理想どおりいかないことの方が多いわけで、そこにギャップが生じるわけです。

そのギャップが自分の許せない範囲にまで及んでしまうと「怒り」という感情に変わってしまうのです。

 

自分の「べき」をコントロールする

思考のコントロールでは、自分の「こうあるべき」の範囲の違いをきちんと認識します。

具体的には、自分の「べき」を次の3つに分けます。

  • ①許せるゾーン
    ⇒自分の「べき」と同じ。
  • ②まぁ許せるゾーン
    ⇒自分の「べき」とは違うが、許せる。
  • ③許せないゾーン
    ⇒自分の「べき」とは違い、許せない。

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そして、この3つのゾーンに関して次の3つの努力をします。

  1. ②のゾーンを大きくする努力
    ⇒他人にとっての「べき」を許容していく努力です。ここが大きくなれば怒ることも少なくなっていきます。
  2. 各ゾーンの境界線が勝手気ままに変動しないように安定させる努力
    ⇒同じ事柄で「許容する・許容しない」の線引きが変わらないように安定化させる努力です。
  3. 境界線を人に見せる努力
    ⇒自分が何を許容し、何を許容しないか他人に理解してもらう努力です。例えば「会議は10分前に来て欲しい」と事前に出席者に伝えておくなどです。

 

③「行動のコントロール」

自分が怒りを感じるものを次の2つに分類します。

  1. 自分で状況を変えられる事象(コントロール可能)
  2. 自分で状況を変えられない事象(コントロール不可能)

 

さらに各々、重要なことと重要でない事象に分類した上で、次のとおり対応します。

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例えば、「渋滞」「天気」「お小遣い」を当てはめてみます。

そうすると「お小遣い」は家庭内で処理できる内容ですが、「渋滞」「天気」は自分でコントロールできるものではありません。

 

「渋滞」や「天気」など、コントロール不可能なものに出会ったのにも関わらず、どうにか変わらないかと祈れば祈るほどイライラが大きくなります。そんな怒りは無意味ですよね。

 

反対にコントロール可能なものに分類した場合で、重要なことであったのなら今すぐ状況を変えられるように手段を講じます。

 

このように、数ある事象を客観的に分類することで、冷静に対応することができるのです。 

 

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最後に

ざっくりですが、アンガーマネジメントをご紹介してみました。いかがでしたでしょうか。

 

株式投資をやっているとストレスを感じることは多いと思います。ストレスがイライラに変わり、それが周りに伝わって家庭内や職場がピリピリした空気になった日には目も当てられません。

 

コーディーは、以前、日本株を短期目線で触っていた時にはイライラすることが多かったです。思うように株価が動かないことは当然なのにもかかわらず、冷静に受け止めていなかったんですね。。反省です。

 

日常生活まで影響を与えないよう、うまく自分の感情をコントロールできるようにしたいですね。 

 

そういった意味では個人投資家の方で「イライラしやすい」と自己分析できている方は、勉強してみてはいかがでしょうか。

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