ジャスダック市場に2018年4月27日上場予定の株式会社エヌリンクス(6578)のブックビルディングが、4月11日~4月17日の期間で行われています。
RPAホールディングス以来のSBI主幹事銘柄ですね。
ということは自ずとIPOチャレンジポイントの使用について検討が必要になってきます。
会社概要
エヌリンクスの事業は以下のとおり2つのセグメントで構成されています。
一見したところ共通点は無いですね。
①営業代行事業
- NHKの放送受信料の契約・収納代行業務を行う事業で、売上高の86.6%を占めています。
私の家に来たのもエヌリンクスの方なのでしょうか。
②メディア事業
部屋探しサイトの「イエプラ」と、スマホゲームの攻略サイトである「アルテマ」を運営しています。
売上高の構成比は13.0%です。
- イエプラは、「チャット不動産」というサービスで、物件を借りたい人が、このチャットシステムを使って希望条件等を入力すれば、部屋を探してくれます。
イエプラで集客した人を、同社の不動産仲介店舗の「家AGENT」に送客して契約に結び付いたら仲介手数料を受け取り、管理会社からは広告料を得る仕組みとなっています。 - アルテマは、スマホゲームの攻略サイトですが、サイトのディスプレイ広告やリンク先からスマホアプリをダウンロードしてもらうことで収入に繋がります。
広告会社とゲーム会社から収入が入ります。
業績
- 今期売上高は、第3四半期の時点で、前期の売上高の90%以上を達成しており、非常に好調です。
- 利益も同じく右肩上がりで推移しており、第3四半期の時点で、前期の経常利益・当期純利益を超えています。
公開規模
想定発行価格は1,620円で、仮条件は1,670円~1,810円に決まりました。
今期予想PERを、上限の1,810円で計算すると15.7倍であり、割安感があります。
市場からの吸収金額は7.6億円(想定発行価格の1,620円で計算)と少なく、ゴールディンウィーク前の最後のIPO銘柄であることから、当選は厳しい戦いになります。
IPOチャレンジポイントを使うか?
久しぶりにSBI証券が主幹事となり、IPOチャレンジポイントを使用したいところですが、迷った結果、今回は投入しないことにしました。
業績は良く、初値はそこそこ高く寄るとは思うのですが、事業内容に統一性がないところと、過去にNHK受信料の収納代行でトラブルが起こり、一般市民から提訴されたという事実も気になりました。
今は改善されていると思いますし、世の中に真っ白な会社は無いとは思うので感情論になってしまうのですが、IPOチャレンジポイントを使用してまで取得したいという気持ちになれませんでした。。
RPAホールディングスのポイント単価が9,500円程度だったという噂が頭から離れないだけかもしれませんが、今回はポイントを使わず勝負してみますw