こんにちは、コーディーです。
2020年3月3日AM10時(米国時間)、予想外のことが起こりました。
FRBが臨時的処置として利下げを決定したのです。
今回の発表によって投資方針を変えざるを得なくなりました。。
要は株式の比率を減らすということです。
<目次>
今回の利下げは失敗では・・・?
FRBは、新型コロナウィルスによる景気の下振れに対処するため、臨時に利下げを決定しました。
今回、FRBが決定した目標とする政策金利は1.0~1.25%。
現在が1.75%なので、利下げ幅は0.5%です。
市場の大方の予想では、3月18日開催の次回FOMCで0.25%の利下げでした。
予想を超える利下げだったということですね。
株価の動向
発表した瞬間、ダウは大きく伸長し、27,084.59ドルを付けましたが、結局、前日に対して800ドル近く下げる大幅マイナスで引けました。
市場予測を超える0.5%の利下げだと下げ過ぎで、それがかえって「我々が思ってた以上に景気が悪くなるのでは?この先株価はもっと落ちるのでは?」と市場が判断したと考えられます。
実際、金利1.0~1.25%の金利だと、もうほとんど利下げ余地がありません。
仮に、コロナウィルスとは別に何か他の大きな要因が起こって景気の悪化要因が噴出したとしても、利下げというカードは切れなくなってしまいます(まさかのマイナス金利あり?!)。
また、臨時利下げは過去に複数回行われていますが、1998年10月15日にグリーンスパンが行った0.25%の利下げを除いて米国株は崩れていることも気になります。
以前からリセッションの時期がささやかれ、その度に株価は持ち直してきましたが、もしかすると今回がそのタイミングかもしれません。
投資方針は弱気に
ということで、コーディーは米国株には強気一辺倒でしたが、ここにきて考え方を見直さざるを得なくなってしまいました。
今までのようなポジションを積み上げるだけで勝てるイージーモードの相場ではなくなってしまったと考えます。
そのため、取り急ぎ米国株を一部売却して現金比率を上げ、連日行っていた積み立て投信の臨時増額はやめました。
安全をとって様子見したいということです。
もし、新型コロナウィルスが終息して高値を目指す相場になったらまた買い直せばいいやと。
実際そのタイミングを計るのは難しいので現金100%にはしませんし、インデックス投信の積み立ては継続しますが、かなり弱気方向に傾いています。
数十年規模の超長期では高値を目指していくと思いますが、もし景気後退に入ったら回復するには相当な時間が必要ですし、下落する場合はどこまで下落するのか分かりませんので一旦考え方を見直しました。
逆に、これがただの杞憂で、すぐにV字回復したら「残念だった」と思うだけですが、資金を失うよりかはマシと考えたいと思います。
P.S.
それにしても新型コロナウィルスにはストレスがたまりますね。
不安定な株価はもちろんですが、日常生活が不自由になると精神的な負担が大きいです。マスクは息苦しいですし、外食も出来ない。旅行もキャンセルしましたしね。
楽しみな夏までこんな調子だったら発狂しそうです。
逆に、これが終息して今まで出来なかったことが出来るようになった場合、人の欲望が堰を切ったように噴出して、元に戻る以上にものすごい経済効果を生むのではと想像しています。
例えば、居酒屋やカラオケに人が殺到したり、旅行者が爆増したりとか。
ということで、いつも以上に日々のニュース、株式の動向を注視する時期はまだまだ続きます。
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投資の世界には、スリルを味わえるトレードを楽しむ方もいますが、安定的な日常生活を送りたいならば長期で積み立て投資を行う方が良いです。
価格が上がってもうれしくなり、急落しても口数を多く買えるためうれしくなるという精神衛生的に良い状態をキープできます。