塵積む者のマネーブログ

資産運用で、もがき楽しむ日々をブログに綴っています。 米国株・日本株や投資信託への投資、株主優待の取得をコツコツと行いながら、少しずつ山を築いていきます。


コカ・コーラ(KO)が生み出すのはコークの原液という名のブランド価値

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コカ・コーラは世界200ヶ国以上で毎日約19億杯!!(1杯8オンス=約237ml換算)が飲まれているモンスター飲料です。

 

そのコカ・コーラというメガブランドを持つコカ・コーラ(KO)は、北米のボトリング事業の再編による影響で業績は好調とは言えませんが、3%を超える高い配当利回りと55年間にわたる連続増配記録を誇る超優良銘柄です。

 

高配当銘柄に投資するシーゲル流投資家に人気ですね。

<目次> 

 

 

コカ・コーラ(KO)で特筆すべきは、そのブランド価値

ブランド価値を独自評価・算定し、公表している広告会社は何社もありますが、世界一の広告会社と言われている英国のWPPも2018 BrandZ Top 100 Global Brandsを発表しました。

 

コカ・コーラは何位にランクインしたかというと、第14位です!

 

そのブランド価値は、79,964百万ドル(≒約8.7兆円)でした!

凄まじいです。

 


BrandZ Top100 Most Valuable Global Brands 2018 | Countdown

 

プロモーションが秀逸

ブランド価値をどのように高めていったのかというと、方法の一つに、おいしさとか価格とかを押し出さずに、コカ・コーラを通じて得られるワクワクするような価値のある体験などをアピールしてきたことが挙げられます。

 

有名な「Happiness Machine」という動画もその一つですね。

 

動画を見てもらえば分かりますが、自分たちの商品の良さをアピールすることはせずに、コカ・コーラをとおして世の中に幸せを発信していくといったメッセージを伝えることに焦点が当てられています。

 


Coca-Cola Happiness Machine

 

半分イタズラですねw

アメリカ的なハイテンションのノリが成せるわざなのでしょうか。

 

このような形でコカ・コーラというブランドを世の中に浸透させていくことで、「コーラを飲むならペプシではなくコーク」という状況を作り上げてきました。

 

 

日本コカ・コーラ社のHPもすごい

コカ・コーラのプロモーション方法は、ある程度ローカライズされているようです。

 

日本コカ・コーラ株式会社のHPにある「よくある質問」のつくり方も素晴らしいのでご紹介します。

 

同社は、外部から届いた素朴な質問とその回答内容に関して、HP上の「お客様相談室」ページで公開しています。

 

新しいQ&Aがどんどん積み上がっていく方法をとっており、かゆいところにも手が届くような情報データベースに仕上がっています。


このような形でステークホルダーとコミュニケーションを取ることで、熱烈なファンが増え、それがやがてブランド価値・企業価値の更なる向上につながり、さらには売上や株価にも反映されていきます。

 

コカ・コーラというブランド価値がある限り、コカ・コーラ(KO)の株式を保有することについて安心感と期待感があります。

 

 

 
最後に、思わず、「へぇ~」と言ってしまうような(古いですかね・・・)Q&Aを1つだけ抜粋してご紹介します。

 

Q:「コカ・コーラ」と「コーク」は同じものですか?何故「コーク」と呼ぶのですか?

 

A:「コーク(Coke)」は「コカ・コーラ(Coca-Cola)」の愛称です。

「コカ・コーラ」の愛称「コーク(Coke)」は1900年代になってから、アメリカの愛飲者の間にいつとはなしに広まりました。

1920年(大正9年)には「コカ・コーラ」の愛称として法的に認められ、1941年(昭和16年)にはじめて「コーク(Coke)」の名で広告が出されました。

1945年(昭和20年)にはアメリカ合衆国特許庁に商標登録されました。

日本では、1966年(昭和41年)に「コーク」キャンペーンを実施し、以後定着しました。日本でも商標登録されています。

 

へぇ~

  

P.S.

ちなみに、冒頭で書いた連続増配記録の55年というのは全米企業の中で第9位に位置します。

ランキングはこちらの関連記事からどうぞ。

 

<関連記事>

コカ・コーラ(KO)の安定的なインカムによる配当再投資戦略は、やがてくるであろう景気後退局面でも力を発揮してくれます。

 

日本でボトリング事業を行うコカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス(2579)は株主優待を提供しています。これがコーク好きにはうれしいです。

3年以上保有すると優待内容が拡充されますが、長期で持つなら米国のKOを選んだ方が良いです。

 

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